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KAI-YOU.net 編集長交代に際してご挨拶

KAI-YOU.net 編集長交代に際してご挨拶

KAI-YOU.net 新編集長就任のお知らせ

上記の通り、KAI-YOU.net編集長を交代致しました。
交代に際しまして、新編集長 恩田及び旧編集長 新見よりご挨拶がございます。

新見ができなかったこと、やります

こんにちは、KAI-YOU.net新編集長の恩田雄多です。

POPとは「そのジャンルを好きじゃない外側の人にも届きうるコンテンツ力のあるもの」。対義語は「サブカル」。

──KAI-YOU.netのコンセプトに共感し、初めて記事(https://kai-you.net/article/11850)を書いてから6年が経ちました。メディアとしての存在を知って以降、KAI-YOUといえば代表の米村智水、前編集長の新見直というイメージが少なからずありました。

新編集長の就任を打診されたときは、当然「自分が?」と思う一方で、そろそろジャニーズやアニメや声優やオーイシマサヨシ(大石昌良)の記事を好き勝手書いていられない、と感じる自分がいたことも事実です。

数年前に編集部でデスクを担当し始めたタイミングで、KAI-YOUでは健全な勤務体制、人材の育成、再現性の高さを意識するようになりました。属人性の高さとベンチャーならではの勢い・スピードを活かした運営体制に加え、社内的に新たな指針を打ち出しました。

ありがたいことに、2019年に編集部には2人の新人が加わりました。彼らが、自らのPOPを己の信念・熱量に従い発信できるようマネジメントすることも、KAI-YOU.netの編集長である自分の役割の1つです。

言い換えれば、「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。あるとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」ということ(『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』より)。

KAI-YOU.netの編集長としてPOPを探求していく。新見にはいったん労いの言葉をかけつつ、これまで取り扱ってきたポップカルチャーはもちろん、彼が見つけられなかった新たなPOPの価値を見つけ出していきたいと思います。自らの意思決定のもと今後どんなPOPを捉え、体験し、発信できるのか、楽しみです。

そのために僕自身、可能なかぎり“当事者”でありたい。常に自分が熱狂する立場(ファン)であること、興味のない対象であっても興味を持てるポイントを探す姿勢、面白くなさそうであっても角度を変えて面白さを見つけ出す姿勢は、メディアの人間として生きる上で、常に持ち続けるべき好奇心と探究心です。

ここで言う「興味」という言葉、個人的には「理解」にも置き換えられます。出会ったことのない価値・概念との遭遇──未体験な物事を頭ごなしに否定するのは簡単です。でもつまらなくないですか? 文脈や背景を理解すること、実はジャンルを越境する力があることに気がつく。KAI-YOU.netを訪れる人にそんな体験をしてほしい。そのために僕は言葉を尽くしていきます。世の中には、まだまだ知られざる(でも知ってほしい)POPが生まれ続けているので!!!

恩田雄多


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KAI-YOU.net 編集長、退任します。

2013年からWebメディアとしてKAI-YOU.netをリリースしてから7年が経った。

7年間、編集長としてつとめてきたが、2020年1月をもって編集長を退任。これまで兼務してきたKAI-YOU Premiumの編集長に専念する。

「1月をもって」と言っても、2019年3月にKAI-YOU Premiumをリリースしてからこっち、実質的には新編集長の恩田雄多にKAI-YOU.netは任せてきたので、急激に変化することはないだろうけれど、しかし確実に何らかの形で変性するはずだ。

メディアは水物であり、外的環境要因はもちろんのこと、誰がどこを向いているか、という内的要因によっても、必ず変化するものだからだ。

東京の区でさえない隅っこで生まれ育ち、なぜか大学では日本文学を専攻した自分がメディアを始めるにあたって、究極的には、自分の地元のヤンキーやギャルにも届く(かもしれない)ものこそが“POP”だと定義した。

本来であれば届かなかったものでも、メディアとして“文脈”という溝を埋めることで届けることができれば、彼ら彼女らにとっての新たな“POP”を生み出したと言えるんじゃないか。想定した読者層はKAI-YOU.netとは一番遠く、そのためにも“みんな”に届けたい、と考えたのだった。

それでジャンルを越境し得るものを“POP”と定義し、カルチャーメディアでさえなく“POPカルチャーメディア”というよりわかりづらい看板を掲げ、ジャンルを限定することなく、あらゆるものを取り上げてきた。

アニメに小説、漫画、音楽、ヒップホップ、ゲーム、アート。ある意味では無節操に、いろんなものを、まだ見ぬ人にとっての新たなPOPとして届けるために、発信を続けてきた。

でも、結果的に、ずいぶん遠回りしてしまった気がしている。

老若男女“みんな”に届けたい気持ちはコンテンツに関わる人間であれば多分誰もが持っていて、それを前提に、実現するための方法を具体的に模索しなければならず、結論としては“広く遠くに”という方針のメディアだけでは足りなかった。

まず目の前にいる人、身近な人に届けられもせずに、もっと遠くに届けることはできない。だから、“狭く近くに”を実現するための会員制メディア「KAI-YOU Premium」を立ち上げた。

「KAI-YOU.net」を立ち上げたかつてと今とでは、ポップカルチャーを巡る環境はそもそも大きく様変わりしている。

立ち上げ当初と現在とで比較すると、「KAI-YOU.net」が“POP”と定義するものと、すでにマスに認知されているものとが重なる瞬間が増えつつある。

より正確に言えば、メインカルチャーという区分自体がいよいよ失効して、かつてニッチとされてきたものが台頭しつつあるからだ。

まだ「KAI-YOU.net」もなく、学生で自主制作という形で雑誌『界遊』を発行していた2010年。みんなで集まって暗い部屋で酒に浸りながらニコニコ動画で流して踊ったハチは、今では米津玄師として日本中の老若男女を踊らせている。

雪の降る池袋で、T-Pablowにインタビューしたのは2014年のことだ。彼らは日本一のカリスマ性を得たヒップホップ集団・BADHOPとして、武道館を1ヶ月で埋め、次は横浜アリーナでの公演を控えている。
https://kai-you.net/article/4031

かつて「セカイ系」と呼ばれるカルチャーの潮流を代表する作家と目されてきた新海誠が、世界を賑わす監督としてレッドカーペットを歩いている。

KAI-YOUは“サブカルチャー”という言葉を極力回避してきた。どんなにニッチでインディーズだろうと、ジャンルや世代といった壁を越境し得る“POP”をそこに見てきたからだ。

始まりはすべて、小さくて狭い、けれど高水準の熱を帯びた才能やムーブメント、カルチャーだった。

いまやそれらは、日本はもとより世界を席巻しつつある。

この7年の間に、多くのカルチャー系メディアが立ち上がっては消えていった。反対に、新聞社が当たり前にコミケを取材するようになり、テレビでもヒップホップの話題が取り上げられるようになった。

新編集長の恩田雄多は、ジャンルとしてはアニメやファッションに加えて、人並外れてジャニーズに造詣が深い(あと月1で通う床屋がオシャレ)。

インディー色が強かったかつての「KAI-YOU.net」ではなく、2020年を迎え、新時代のポップカルチャーに向き合うための人選としてはこれ以上ないと思っている。

彼の定義する“POP”は、必ずしも自分と同じではないはずだ。

彼が率いる“広く遠くに”届けるための「KAI-YOU.net」と、“狭く近くに”深めるための「KAI-YOU Premium」という両輪が、これからは必要だと考えている。

さて、クソ真面目なことをクソ真面目に語ってみたが、自分は編集長として、身体を張った茶番だって──時にはダダ滑りしながら──何度もしてきた。
https://kai-you.net/article/7949

恩田編集長はどんなことをやってくれるのか。自分も、それがとても楽しみだ。

株式会社ポケモンの代表取締役社長・石原恒和はかつてこう言った。「ずっとこの世界で遊んでいたいと思わせる中身をみんなに提供できるかどうか。そのために込めるのは、執念ではなく遊び心が良い」。

新見直

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